ドルアーガの塔
古本巡りが楽しいのは、こういう変わった本に出会えるから。
いまでこそ、マルチメディアということでゲームやアニメの小説は山のようにあるが、そのはしりをいく一冊。
こういう作品として、原作をなぞる形で忠実に書くか、最低限参考にするだけでオリジナル要素満載で書くか、その中間をいくか、のどれかになるが、これはやや原作よりの中間。
変にゲームをなぞっていないところは面白いのだが、ゲームの売りである各階層ごとにアイテムが隠されているという部分を意識するあまり、話のテンポが不自然に感じるところもままある。
2014年5月30日金曜日
東京都ガラパゴス 小笠原をゆく(飯田辰彦)
東京都ガラパゴス 小笠原をゆく
小笠原の自然のすばらしさを伝えると共に、自然破壊に対する問題提起が行われている。暑い季節にちょうどいい一冊。ウミガメ料理を食べたい。
小笠原の自然のすばらしさを伝えると共に、自然破壊に対する問題提起が行われている。暑い季節にちょうどいい一冊。ウミガメ料理を食べたい。
2014年5月24日土曜日
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉(冲方丁)
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉
一人の少女と一匹のネズミのお話、と書くとファンタジーっぽく聞こえるが、サイバーパンクでハードボイルドなSF。元々は文庫で出版されており、メディア化に伴い文庫として磨き直した完全版と、一冊のハードカバーとしての形に仕上げた改訂新版が作られ、どちらも加筆修正が大きく行われている。好きな作品なので発売日に買ったはずなのに気がついたら何年も寝かせていた。
一人の少女と一匹のネズミのお話、と書くとファンタジーっぽく聞こえるが、サイバーパンクでハードボイルドなSF。元々は文庫で出版されており、メディア化に伴い文庫として磨き直した完全版と、一冊のハードカバーとしての形に仕上げた改訂新版が作られ、どちらも加筆修正が大きく行われている。好きな作品なので発売日に買ったはずなのに気がついたら何年も寝かせていた。
2014年5月15日木曜日
緑茶最前線 品種茶を愉しむ(波多野公介)
緑茶最前線
品種や製法など、各テーマ4ページ単位で小分けにまとめられていてテンポよく読める。
カラー写真があったり、会話形式で話が進められているところがあったり、内容としても理解しやすい。
やはり香りが重要であること、その香りには萎凋が大きく関わってくること、いまもてはやされているやぶきた、深蒸し一辺倒では日本茶が廃れてしまうことが書かれており、(お茶初心者の自分でも)読んでいて共感できる。
品種や製法など、各テーマ4ページ単位で小分けにまとめられていてテンポよく読める。
カラー写真があったり、会話形式で話が進められているところがあったり、内容としても理解しやすい。
やはり香りが重要であること、その香りには萎凋が大きく関わってくること、いまもてはやされているやぶきた、深蒸し一辺倒では日本茶が廃れてしまうことが書かれており、(お茶初心者の自分でも)読んでいて共感できる。
2014年5月4日日曜日
おいしいお茶が飲みたい(波多野公介)
おいしいお茶が飲みたい
筆者が当時の日本茶に物足りなさ、質の低下を感じ、品種や製法に着目して美味しいお茶とは?といったことを追求している。
お茶農家の方々にも視点をあてており、単に生産量や売り上げを重視するのではなく、本当のお茶づくりを目指していた農家の方々がいたと言うことがよくわかる。
お茶の第一人者、有馬先生や常茶の小川さん、藤枝の茶農家の小柳さんのお話も出てきており興味深い。
筆者が当時の日本茶に物足りなさ、質の低下を感じ、品種や製法に着目して美味しいお茶とは?といったことを追求している。
お茶農家の方々にも視点をあてており、単に生産量や売り上げを重視するのではなく、本当のお茶づくりを目指していた農家の方々がいたと言うことがよくわかる。
お茶の第一人者、有馬先生や常茶の小川さん、藤枝の茶農家の小柳さんのお話も出てきており興味深い。
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