2014年6月20日金曜日

チャイナ橙の謎(エラリー・クイーン)

チャイナ橙の謎
クイーン作品とは思えない無茶なお話。
クイーンはいわゆる本格ミステリの雄であり、必要最小限の手がかりから論理立てて推理することで答えが導けるお話作りのはずなのだが、いくらなんでもトリックにしろお話の展開にしろ論理だてられてるとは言いがたい。

2014年6月14日土曜日

カナリヤ殺人事件(ヴァンダイン)

カナリヤ殺人事件
ヴァンダインの作品の中でも上位に入る有名作品。
インスピレーションで犯人を絞りこむタイプの探偵なので、本格ミステリのように理詰めで答えを導くものが好みの人には向いていない。
ただこういう作品はこういう作品で普通にストーリーを楽しむ分には普通に満足できる。

2014年6月5日木曜日

オリエント急行の殺人(アガサ・クリスティ)

オリエント急行の殺人
ポワロ作品として有名なもののひとつ。オチの部分など話としてできすぎだろうと思う部分もあるが、それを含めておもしろい。電車で読むと気分が出てよい。

2014年6月2日月曜日

象牙の塔の殺人(アイザック・アシモフ)

象牙の塔の殺人
サイエンスミステリー。最近のミステリーは謎解きやどんでん返しに重きをおきがちで、特に化学(科学)とか大学とかをテーマにしたものは天才による思いもよらないトリックという作品になりがちだが、この作品はシンプルだがミステリーとしてしっかりしている。
誰がなぜ殺人を犯したのか、基本の部分で読者を楽しませる。